ブックオフをまわる休日
ブックオフのアプリを何の気なしに開いてみると、近所のブックオフ2店舗の100円クーポンの期日が明日までであった。
これは必ずや消費しなければならぬという並々ならぬ勇気と義務感にかられ、午後からさっそくブックオフへと向かった。
まずはオギクボブックオフへ。ワンフロアのみのブックオフだが、それなりに広く、たまに行くと掘り出し物がある店舗。
鉱物学の本で何かないかなと思って探していたが、あまりなかった。そもそも鉱物学の本自体がそんなにないのかもしれない。
仕方がないので漫画コーナーへ。『火の鳥』の文庫の1巻があったのでそれを購入。400円くらいで、クーポン使って300円。
『火の鳥』は中学生のときに図書館で読んだことがあるが、もうほとんど覚えていないので、全部再読しようと思っている。
当時読んでいたのは、大判サイズのやつだが、まあ文庫の方が手軽だし、本棚に入れやすいし、文庫で集める。
そういえばブックオフで立ち読みしている人がいるな、とふと気がつく。コロナの時は立ち読み禁止だったような。もしくはコロナ関係なく立ち読み禁止だったような。それが今は普通にみんな立ち読みしている。
私も中・高生のときはずっとブックオフで立ち読みしていた。ブリーチなんて立ち読みだけで全巻読破してしまった。良くないな。
30分くらい滞在して、それから新宿西口にあるブックオフへ。
3フロアくらいある店舗。フロア自体はそんなに広くないから、いつも混んでいる印象。
漫画版の『万葉集』を買った。石ノ森章太郎のやつ。これもクーポン使って300円くらい。
『火の鳥』も『万葉集』そうだが、こういう「誰もが名前は聞いたことある作品」はちゃんと読んでおきたい。
流行りの作品も昔の名作をもとに作っていたりするし、今後も漫画とか文学を楽しむうえでも、楽しむ土台のようなものは20代のうちに作っておきたい。
2店舗まわって、結局2冊しか買ってないけど、満足度は高い一日だった。
中学生のときからブックオフ巡りはしていて、やってることが全く変わっていないが、これでいいのだ。
大人になったからといって、お金を使う遊びをする必要はない。数百円でも十分に人生は楽しむことが出来るし、なんならお金を使わない方が楽しかったりする。無理にどこかに旅行に出かけたり、高いもの食べたり、ブランド物を買う必要はない。
よくよく考えてみると、学生時代の楽しい気持ちって、尋常ではないほど楽しかったような気がする。
大人になって、それを手放す必要などないではないか。
いつまでも、「今週のジャンプ読んだ!?」で盛り上がる人生でありたいのだ。大人になんかなりたくないよー!