横浜中華街に行った。知人に誘われて行った。正直気乗りはしなかったが、自分以外の意思決定に従うというのもまた一興なり、と思って行った。
東横線からのみなとみらい線。中学生か高校生の男女4人組がWデート的な感じで私たちと一緒の車両で元町・中華街駅まで乗っていた。青春が一緒の車両に乗っていると思うと身体がムズムズしたが、「いや、私もまだまだ青春の真っただ中にいるのだ」と心に戒めた。
現地は、ゴミのように人がいた。最近、ずっと一人で読書に励んでいたからか、そのギャップに身体がびっくりしてしまった。焼き小籠包とか台湾唐揚げとかちまきとかを食べた。
帰宅して、しばらく休憩してから『地獄変・偸盗』を読んだ。
『竜』という作品では、池の中から竜が現れるという噂を聞きつけた人たちが池の周りに大勢集まっているシーンがあった。横浜中華街に来ていた人たちも竜を目当てでやってきたのかと思うくらいたくさんいた。竜を見るために人が集まるのはわかるけど、中華を食べるためにあんなに人が集まる必要はないのではないかと思った。